■青森大学
(経営学部)
経営学部では、必要不可欠な経営資源に「情報」を位置づけ、ICT(情報通信技術)を正しく理解し、有効に利活用できる人材を育成する一環として、ITの基礎を習得する「情報活用論演習Ⅰ・Ⅱ」を開講。授業では、「ITパスポート試験」の合格を目標に設定し、演習を中心とした講義構成をとり、用語の理解に留まらず、活用できるスキルの習得まで目指している。また、基本情報技術者試験については、「基本情報処理Ⅰ・Ⅱ」を開講し、資格取得をサポートしている。また、平成26年度から「経営情報論Ⅰ・Ⅱ」、「経営情報数学」及びソフトウェア情報学部で開講している指定2科目を履修すれば「基本情報技術者試験の午前試験免除制度」を利用できるようにした。
( ソフトウェア情報学部)
ソフトウェア情報学部では、情報通信社会の発展に寄与する人材育成を学部方針とし、情報技術を体系的に学べるカリキュラムを編成している。また、資格取得をサポートするため、平成26年度から「コンピュータ基礎」、「ソフトウェア情報学特講Ⅰ」の2科目及び経営学部で開講している指定3科目を履修すれば「基本情報技術者試験の午前試験免除制度」を利用できるようにした。さらに、基本情報技術者試験の午後試験に対応するため、「ソフトウェア情報学特講Ⅱ」を開講している。
■朝日大学(経営学部)
経営学部ビジネス企画学科では、商品開発・スポーツ経験・地域発展を軸に、実践から経営を理解するための幅広い教育を行っている。これらの基盤の一つとして情報活用能力の習得を目的とした講義を行っており、ITパスポート試験のシラバス全体をビジネス企画学科のカリキュラムでカバーしている。特に「情報システムⅠ・Ⅱ」においては、ITパスポート試験の合格を目標に、演習を中心とした授業を展開し、合格に求められる知識の確実な習得を図っている。
■江戸川大学
(全学)
開学以来進めている情報化対応力の養成の一環として、全学生へのノートPCの貸与、Wi-fi完備の学内環境整備に加え、専門や将来の就職先にかかわらず身に付けるべき素養として、一年次からITパスポート試験の受験を推奨している。2017年度から、全学必修授業「アカデミック・スキル演習」においてITパスポート試験をはじめとする情報資格取得を2年次終了までの達成目標の一つにかかげ、ITパスポート試験対策授業「情報活用論」(2単位、前期後期とも開講)、「情報活用演習」(2単位、集中講義)を、一年生以上を対象として開講している。受験を目指す学生は、アクティブ・ラーニング・スタジオ(学習支援室)にて参考書の貸出、勉強会への参加、教員からの個別指導などのサポートを受けることができ、合格者は資格取得支援制度を利用して報奨金を受け取ることができる。
(情報文化学科)
情報文化学科では、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験への導入としてITパスポート試験の受験を推奨しており、1年次から履修可能な「情報処理論」「プログラミング入門」「知的財産権」、2年次では「情報文化キャリア論II」「情報社会と職業」「データベース演習」、3年次では「情報文化キャリア演習II」(各2単位)など、ITパスポート試験の出題範囲に関連の深い授業を開講している。また、ITパスポート試験の直前対策として「情報文化特講IV」(2単位)を開講している。受験を目指している学生は、担当教員が定期的に開催している勉強会への参加、または個別指導などのサポートを受けることができる。また、弱点克服対策として、e-ラーニングを活用している。
■愛媛大学
社会に出てからだけでなく、大学生活でも役立つ資格であるITパスポートを、1年生への推奨資格とし、ITパスポート試験対策講座を開講している。毎年200人程度の受講者がおり、受講者の半数以上が受験している。受験にあたっては、バウチャー制度を活用し、学生の支援を行っている。
■大谷大学(文学部人文情報学科)
人文情報学科では、2011年度から全学生へiPadを配布するなどICTを利用した情報化教育を推進している。現在は、情報及びマネジメント系科目である「ネットワーク論」、「人文情報学特殊講義3」、「情報産業論」のほか、1回生の必修科目である「コンピュータ概論」などでITパスポート試験のテクノロジ、マネジメント、ストラテジの各分野に対応した内容をシラバスの一部として取り入れている。さらに、インターネットビジネスについて専門知識を深める情報デザインコースの3回生からは、サブゼミ(補習授業)の時間にITパスポート試験対策として、輪講形式で学生相互の解説や過去問演習を実施している。
これらの学習は着実に成果につながっており、年々合格率が向上している。2016年度からは2回生に対してITパスポート試験の受験を必須とし、この試験を利用して学生のICTリテラシーの向上に更に力を入れることを検討している。
■大妻女子大学
(社会情報学部)
社会情報学部では、ITパスポート試験(iパス)を「現代の職業人が共通して備えるべきIT関連基礎知識の修得を証明するもの」として捉え、当学部所属の学生、中でもITに直接携わる仕事や担当業務に対しITの利活用を推進するような仕事に就く事を希望する学生に対して取得を推奨している。直近では本学メディア教育開発センターと協力する事により、元来当学部の3専攻(社会生活情報学専攻、環境情報学専攻、情報デザイン専攻)に対してのみ行っていたiパス及び基本情報技術者試験に関する資格取得支援を全学生に向けて展開している。また、社会情報学部では、iパス及び基本情報技術者試験に合格した当学部所属の学生に対し、専門教育科目の範疇として単位認定を行う事により、その成果を認める事としている。
(メディア教育開発センター)
メディア教育開発センターでは、学内の情報処理関連施設の管理・運営を行うと共に、学生のITに関する知識習得とPCスキルの向上、また就職活動に活かせる認定資格・国家資格の取得機会提供を目的として、全学生を対象とした「課外パソコン講習」を企画・運営している。講座は平日の夕方や土曜日、夏季・春季の長期休暇期間中に学内で実施する事とし、大学の学習に支障をきたす事無く受講できるよう配慮している。この講習では系統的かつ段階的に様々な講座を展開してきたが、今回本学社会情報学部の要請を受け、新たにITパスポート試験及び基本情報技術者試験の受験対策講座を開講する事とした。ITパスポート試験は時代の要請によって誕生した国家試験であり、当センターが本学学生に対して修得を望む知識を網羅したものでもあるため、当センターとしても取得を推奨している。
■学習院大学(経済学部)
学習院大学では、経済学部経営学科の3、4年次の専門科目として「経営学特殊講義(ITパスポート)」を開講(第1学期、週2回、4単位)。授業内容は、「ITパスポート試験」の出題範囲及びシラバスに準拠。社会人に求められるIT力とは、単なるパソコン操作やデータ処理ができるレベルに留まらず、ITを正しく理解し、業務に積極的にITを活用し付加価値を生み出したり、ITを安全に利用するためのセキュリティに関する知識や、企業のコンプライアンス向上に資するための知識を身に付けることであり、授業ではこれらITの基本的知識を学習する。シラバスの小分類ごとの講義、問題演習と、単元ごとのミニテストや実力判定テストで学生の理解度をチェックし、授業を通じて「ITパスポート試験」に合格できる知識を得ることを目標としている。
■鹿児島大学(学術情報基盤センター)
学術情報基盤センターでは、ITとビジネスに関する知識を問う試験として社会的評価のあるITパスポート試験の対策講座を、2011年度から毎年開催している。講座はセンター専任教員が講師を担当し、多忙な学生でも受講できるよう夜間に開講している。学生だけでなく職員も受講でき、学生の就職活動や職員のキャリアアップをサポートしている。
■金沢星稜大学・金沢星稜大学女子短期大学部
エクステンションセンターでは、大学・短大で教えている分野以外にも、学生に視野を広げてもらいたいという思いから、1、2年生のうちから、実社会で役立つ資格の取得支援に力を入れている。具体的には、情報モラルやコンプライアンスといった、社会において誰もが理解しておくべきことを学べるように、iパス(ITパスポート試験)を教育ツールに位置付け、試験対策講座を開講。講座ではe-learning(講義のライブ配信など)の環境を提供し、いつでも有効活用できるように工夫している(学生の評価も良い)。合格者には取得報奨金制度を設けており、未来に向かって努力する学生を全力でサポートしている。
■関西学院大学
共通教育センターでは、情報化社会を生き抜くために必要となるITスキルの習得を目指した情報教育の推進に取り組んでいる。理工学部を除く文科系10学部の学生が1年次から受講可能な全学科目を提供している中、「コンピュータ実践(ITパスポート講座)」(半期2単位)を年間2クラス開講。ITパスポート試験のシラバスをもとに、社会生活でITを活用するにあたり、誰もが共通に備えておくべき基礎的な知識を学習するため、年間約150~200名の学生が受講している。その他、ITパスポート試験の問題が解けるレベルを目標の一つとして組み込んでいる科目も展開している。
■関東学院大学(経済学部)
経済学部では、資格取得対策科目として「ITパスポート」を通年の講義として設定し、学生のITパスポート試験取得とITスキル向上をサポートしている。資格を取得する以上、産業界が高く評価している資格であることが重要な要素であると考えており、国家試験のITパスポート試験は、多くの企業等で内定者研修や社員研修等で活用されていることからも、学生の目標としては難易度等も含め最適な資格であると考えている。そのほか、岡嶋裕史ゼミナールでは、「情報処理技術者試験」の活用として、ITパスポート試験以上の資格を取得した学生については、教員自身が執筆する新書などの書籍の制作に参加させるといったことも行っている。
■京都外国語大学
京都外国語大学では、展開科目(教養系科目)においてキャリアスタディ科目群に6つのコースを準備しており、その1つとして情報・メディアコースを設定している。コースの目標として「情報、情報技術、およびメディア関連の諸活動についての観察・考察を進め、これら領域における問題を多様な視点から考察し、解決するための能力を養成する」こととしている。その情報・メディアコースの科目として、「コンピュータの仕組み」「コンピュータと企業」(2年次生以上)を開講している。ITパスポート試験の内容に準拠しており、「コンピュータの仕組み」ではテクノロジ、「コンピュータと企業」ではマネジメント、ストラテジの内容をそれぞれ扱っている。毎年70名前後の学生が受講しており、コースの中心科目となっている。
■京都女子大学(情報システムセンター)
今やIT(情報技術)は世界レベルの社会基盤であり、すべての人々にIT活用能力の向上が求められている。そのため、京都女子大学情報システムセンターでは、ITを正しく理解し、業務に積極的に活用し、付加価値を生み出していくための知識を在学中に習得させたいと考えている。そのための教育として、ITと経営全般を総合的に学習できる「ITパスポート試験」の学習教材や過去問題を活用した授業を展開している。ITパスポート試験の合格は、就職活動においても有利な展開が期待できることから、多くの学生に合格してもらいたいと考えている。
■京都ノートルダム女子大学 京都ノートルダム女子大学では、社会情報学環(学部相当)に所属する学生だけではなく、全学部学科の学生に対して情報科学の知識・技能が学べるカリキュラムを「情報活用力プログラム」という名称で実施している。この中で、ITパスポート試験の合格で得られる基礎知識及び情報技術に関する素養は、まさに情報活用力の基盤になると考え、複数の情報関連の授業において、ITパスポート試験の試験問題を取り上げて解説をするなど、積極的にITパスポート試験を活用している。また、本学では、毎年IPAの方によるITパスポート試験を紹介するガイダンスの実施や、本学の教員による勉強会や個別指導など、学生がITパスポート試験の合格を目指すようにさまざまな形でサポートしている。
■近畿大学(経済学部)
パソコン操作などのIT技術の修得に留まることなく、ITに関する基礎知識(周辺知識)も兼ね備えた人材育成を目的として、平成21年度から、経済学部2年次の学生を対象として、ITパスポート試験の合格を目指す科目を開講。
■金城学院大学(国際情報学部)
高校教科「情報」の教員免許取得を目指す上で必修の科目「情報科指導法」では、学習指導要領の内容理解とねらいの理解に加え、iパス(ITパスポート試験)のシラバスの内容を高校生に理解できるように解説する演習を採り入れている。iパスはIT知識の習得にとどまらず、ITを正しく理解し、実務に効果的にITを利活用するといった感覚を学ばせることができるツールであると考えている。授業の特徴としては、学生を教師役と生徒役に分け、教師役は担当したテーマについて生徒役に教え、また、協働学習の場面を取り入れて理解を深めている点である。学生は教える準備の過程や、噛み砕いて説明する経験の中で学習の仕方も学習している。なお、iパスに見事合格した学生は単位認定制度により4単位を上限に指定された科目の単位認定を受けることができる。
■県立広島大学
全学生を対象にITパスポート試験合格のための支援科目を、経営情報学科の学生を対象に基本情報技術者試験合格のための支援科目をそれぞれ開講。また、学生の自宅学習用にWeb教材提供や、試験直前期の勉強会・模試で学習をサポート。さらに、団体受験の窓口を設置し、経営情報学科の学生を含めた広島キャンパス在籍の全学生の受験手続きもサポート。本学後援会の事業として、受験料の一部負担も実施。
■佐賀大学
授業で学んだ知識の確認、就職対策および将来のキャリアアップを目的として、産業界からも高い評価を受けているITパスポート試験をはじめとする情報処理技術者試験(各試験区分)を学内の学部生や大学院生に推奨。過去問題を基にした小テスト形式の「情報処理技術者試験自習システム」(※)を導入し、いつでも学生が勉強できる環境を整えているほか、学部専門科目等との対応状況を示すなどして学習を後押し。
■相模女子大学(学芸学部メディア情報学科)
メディア情報学科では、自由な発想のもとに色々な情報を様々な形で表現し発信することができる人材を育てることを目的としている。そのためには、学生はITスキルの習得が必要不可欠となっている。科目「ITマネジメント論」においては1年次に習得した情報リテラシーをさらにステップアップさせるために、ITパスポート試験に対応した演習問題や過去問題を活用した授業を展開している。他の情報系科目においてもデータベース、ネットワーク、情報セキュリティに関する講義でITパスポート試験の過去問題を積極的に活用している。また、授業の中で、試験実施機関(IPA)によるITパスポート試験紹介ガイダンスを学年ごとに実施することで、学生がITパスポート試験をより深く理解できるように配慮している。ITパスポート試験はIT系の職種を志望する学生だけでなく、すべての学生に必要となる知識を網羅していることから多くの学生に取得してもらいたいと考えている。
■札幌学院大学
本学では、選択科目として「情報システムの基礎」、「IT演習A」及び「IT演習B」を設け、ITパスポートの取得を目指す学生を支援している。ここで、「情報システムの基礎」では、高度情報社会の基盤となっている情報システムを構成する、ハードウェアシステム、ソフトウェアシステム、及びその管理・運用 に関する基礎知識及びその応用(技術) 分野について学習し、専門課程で開講されている関連科目の理解を深めるための知識基盤の構築を図っている。そして、この科目を引き継ぐ形で、「IT演習A」及び「IT演習B」を配置し、前者ではテクノロジ系を、後者ではストラテジ系及びマネジメント系の内容を演習形式で実践的にトレーニングする。このように3つの科目が密に連携して教育指導することで、履修者のITパスポート資格取得を目指している。
■静岡県立大学(経営情報学部)
経営情報学部は、情報技術を駆使しながら経営資源(人・物・金・情報)を適切に活用する能力を、経営・総合政策・情報・数理の視点から多面的に磨くことを目標にしている。したがって、経営情報学部のカリキュラム体系は、ITパスポート試験・基本情報技術者試験の範囲をほぼカバーしている。科目「経営情報総合C,D」の授業と連動して、ITパスポート試験および基本情報技術者試験の合格者への単位認定を行っている。また、合格のための少人数ゼミも適宜開講し、学生の個別学習用の教材貸与を行っている。さらに後援会の事業として合格者への受験料の一部補助も実施している。
■静岡産業大学(情報学部情報デザイン学科)
情報デザイン学科では、低年次における情報教育の一環としてiパス(ITパスポート試験)の受験を推奨している。これは、iパスが情報の基礎を体系的に学習できるツールであることから、受験対策を通じて、確実な基礎固めや気づかない苦手分野の把握などに効果的と考えるためである。また、新卒採用時や社員研修等、社会においてもiパスがツールとして活用されていることから分かるとおり、業種を問わず情報を正しく利活用できるスキルが求められていることから、国が認定するiパスは就活を有利に進める上で学生に合格させたい資格であると考えている。なお、合格者への単位認定制度を導入している。
■秀明大学(英語情報マネジメント学部)
英語情報マネジメント学部では、英語とICTを利活用できるビジネスパーソンの育成をめざしており、ITパスポート試験と基本情報技術者試験のシラバスの内容を、1・2年生で学修すべき内容として重視し、講義や基礎ゼミナールの教育に積極的に取り入れている。これに加え、ITパスポート試験のシラバス内容を取り入れた「情報資格演習Ⅲ」と、基本情報技術者のシラバス内容を取り入れた「情報資格演習Ⅳ」を、選択必修科目として学生に提供している。該当する試験の合格者に対しては、学内表彰制度や合格報奨金制度、単位認定制度を整備することで受験を強く推奨し、さらに、大学院推薦制度の条件の一つとしてITパスポート試験の合格を義務づけている。
また、IT教育センターでは、ITパスポート試験をはじめとした情報資格試験対策勉強会「ITプロモータ」を毎週実施しており、IT系企業就職対策としても情報処理技術者試験の合格を推奨している。
■城西大学
経営学部、経済学部及び現代政策学部の文系全学部において、ITパスポート試験に関する受験対策講座を開設し、受講者への受験を推奨すると共に、試験直前には集中対策講座を実施するなど、大学として試験合格をサポート。経営学部では試験合格者には単位を認定している。ITパスポート試験に取り組むことで、学生の集中力・忍耐力・積極性の向上等においても高い効果を得ることができていると評価。また、AO入試の際に、ITパスポート試験を評価することとしている。
■上智大学(全学部対象)
上智大学では情報リテラシー系科目を選択科目としており、2012年4月に「ITパスポート講座」を開講。ストラテジー系・マネジメント系に半期、テクノロジー系に半期をあてている。ITパスポート試験は基礎的とはいえ、範囲が広く、初学者であれば数カ月間の勉強が必要な難易度である。IT企業やIT関連業務に就職を希望する学生にとっても、業務で必要な知識やスキルを示すマイルストーンとして適切な学習目標となる。
●表 ITパスポート講座の授業内容
出典:情報処理学会 学会誌「情報処理」Vol.53 No.8 2012年8月号「上智大学における情報フルエンシー系科目設置までの経緯と経過(後)」
■上武大学
経営情報学部では、全学年対象の専門選択科目として「ITパスポート演習A・B」を開講(半期2単位)。授業内容は試験に対応しており、演習問題を解きながらIT全般に関する知識を習得するとともに、ITパスポート試験に合格することを狙いとしている。また、全学部(ビジネス情報学部、経営情報学部、看護学部)を対象とした資格合格奨学金制度により、学生の資格取得をサポート。ITパスポート試験、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験など情報処理技術者試験の合格者には奨学金が給付される。
■椙山女学園大学
本学では、全学的な教養科目において“情報リテラシー、数理、統計”に関する科目を設け、基礎的な知識と情報化社会で活用できるスキルの習得を目指した情報教育を推進している。
(学園情報センター・大学情報教育開発センター)
情報に関するテクノロジ、ストラテジ、マネジメントに関する基礎知識が必要不可欠であると考え、全学部学生を対象に、課外講座としてITパスポート試験の対策講座を平成16年度(当時は初級アドミニストレータ試験)から夏休みや春休み期間中に実施している(平成26年度からは基本情報技術者試験の講座も実施)。また、eラーニングシステムにITパスポート試験対策の学習コンテンツを設定し、学内外を問わず様々な情報端末から学習できるよう配慮している。
(文化情報学部)
授業カリキュラムにおいて関連する内容を多く設定し資格取得を奨励している。ITパスポート試験合格で4単位、基本情報技術者試験合格で6単位の単位認定制度を設けている。
■諏訪東京理科大学(経営情報学部経営情報学科)
経営情報学科では、1、2年次の情報系科目に「情報処理(マネジメント)」、「情報処理(ストラテジ)」、「情報処理(テクノロジ)」の3科目を設置し、それぞれ「ITパスポート試験シラバス」に準拠したカリキュラムを採用している。これは、今や情報システムはビジネスの基盤であり、経営学と情報システムの総合的な知識を身につけることが高度情報化社会で活躍するための条件であることから、ITの基礎を体系的に習得できるITパスポート試験を基礎固めに活用している。なお、大学では情報処理技術者試験の積極的な受験を奨励しており、経営情報学部及び工学部において、ITパスポート試験、基本情報技術者試験などに合格した場合は単位認定している。
■聖学院大学
選択授業の一つとして「ITパスポート講座」を実施。ITパスポート試験(IP)は企業経営全般に関する知識をも学べるため学生に向いていると評価しており、講座受講生には受験を推奨しているほか、学内でも広くPRしている。
■清和大学
学生のキャリア支援の一環としてキャリアセンター授業科目「ITパスポート」を前後期各1コマ(90分×15)開講しており、就職活動に向けてITパスポート試験の合格を目指す学生が履修している。授業では、授業担当者が開発したeラーニングシステムを活用しており、履修者はeラーニングシステムで問題を解きながら新しい用語や概念、解法などを学習するとともに、数多くの問題を解くことで合格に導いている。なお、キャリアセンター授業科目はカリキュラム上の授業科目ではないが卒業要件の単位数として認めており、本科目を履修後に「ITパスポート試験」に合格すると4単位を認定している。
■摂南大学(経営学部経営情報学科)
経営には「ヒト」「モノ」「カネ」に「情報」を加えた4つの要素が融合し、バランス良く成り立っていくことが重要と考えている。ITパスポート試験(ⅰパス)は、IT基礎技術や情報セキュリティはもちろん、会計・経営全般知識まで幅広く学べる国家試験として経営学部で奨励している。取り組みとして、経営学部経営情報学科の1年次学生を対象とする講義「コンピュータ概論」、「インターネット概論」においてITと経営学を織り交ぜて、「企業におけるIT利活用の実状と必要性」、「情報化社会のビジネスチャンス」、「インターネットを活用した企業のマーケティング事例」等、ITを企業経営において賢く活用していく方法について教育を行い、学習の成果確認としてⅰパス取得を掲げ、学生を支援している。
■専修大学
(経営学部)
経営学部では、経営全般の幅広い知識とその活用力を確実にするため、1年次に経営学の基礎として、専門課程への導入科目「経営入門A・B」「マーケティング入門1・2」「会計入門1・2」「経済入門A・B」「情報処理入門・情報システム入門」「統計入門」を必修科目として実施している。これらの学習が終われば「ITパスポート試験(iパス)」の出題範囲が網羅できるので、学習成果の確認として、また学生の就職活動に向けての付加価値のためにもiパスの受験を推奨している。またIT系科目の「情報システム基礎」の講義では、iパス過去問題を使った小テストを行い、学生の習熟度確認に役立てている。ITを活用した新しいビジネスが日々生まれている中、経営とITを理解して社会で活用できる基礎力を養っておくことは、これから社会に出て活躍できるビジネスパーソンになるために重要と認識している。ゼミなどにおいてもiパス勉強会を行い、ビジネスの実践力を高めるとともにiパスの取得を学生に奨励している。
(情報科学センター)
情報科学センターは、経営学部の設置に合わせて設立された電子計算室からスタートし、現在まで教育と研究を強力に支援してきた。ビジネスとITは切り離せるものではなく、就職活動時には、どんな業界・職種でもITリテラシの知識を習得した人材であることをアピールできることが重要と認識している。これを証明できる「国家試験」としてiパスの取得を支援し、具体的にiパス対策講座を開講している。講座は、学年・学部を問わず全学生を対象としており、基本的かつ重要な部分に絞った問題演習と解説を行い、テーマごとの受講も可能にするなど、受講し易さについても工夫し、学生にiパス合格を目指す環境を整えている。また、基本情報技術者試験・応用情報技術者試験及び高度試験合格者には資格取得支援の報奨金制度を設けて、多くの学生を強くバックアップしている。
■玉川大学(ソフトウェアサイエンス学科)
ソフトウェアサイエンス学科では、どのような職業においても、ITの基礎知識と利活用能力が必要だと考えている。就職活動を有利に進めるためにもiパス(ITパスポート試験)を含めた情報処理技術者試験の取得を強く推奨しており、特に基本情報技術者試験(FE)の取得対策では、大学がFE午前免除制度の認定講座開設者となる等、FE受験に向けての導入学習及び自主学習促進を目的に、iパスの出題内容や過去問題を使用した講義を行い、学生を強くサポートしている。
■千葉商科大学 千葉商科大学では、実業界で活躍できるバランスのとれた人材を育成するため、商経学部、政策情報学部、サービス創造学部、人間社会学部、国際教養学部の5学部が、それぞれに特色のある教育を行っている。情報系を志望する学生の標準的な基礎学力としてITパスポート試験が最適と考え、資格取得に向けて全面的に学生をバックアップ。全学生向けに「ITパスポート試験対策講座」「IT道場」の二つのプログラムを実施している。商経学部、政策情報学部ではITパスポート試験合格者に対し奨励金を給付する制度を実施し、加えて商経学部、サービス創造学部では情報関連科目として単位認定がなされる。
(
※大学での活用について、合格者のコメントと合わせて「学校の声」ページにて紹介しています。別ウィンドウで開きます。)
■中央大学 (商学部)
商学部(経営学科、会計学科、商業・貿易学科、金融学科)では、社会に出て役に立つITの基礎知識を身に付けるため、IT関連の授業を強化している。1年次の基礎科目(専門分野の習得のために不可欠な基礎的知識・能力を養う科目群で、学部共通の横断的な性格を持つ)である「情報処理概論Ⅰ」(2単位)では、ITパスポート試験の合格あるいはそれに相当する知識、能力の付与を目指した授業を展開している。本授業では、インターネットに代表される情報技術の急速な発達と普及によって、企業のあり方や社会の仕組みも大きく変化しており、このような現実をふまえ、現代社会を考える上で必要不可欠となる情報通信技術を理解することを目標としている。 また、2年次の「課題演習」(4単位)では、3年次になってからの就職活動を有利に展開できるように、ITパスポート試験の合格を第一目標に設定し、その試験内容を通して、戦略系・管理系・技術系の幅広いIT関連の知識を身に付ける演習ベースの授業を実施している。
(総合政策学部)
総合政策学部では、1年次の情報関連の基礎科目として「コンピュータシステム管理入門」(2単位)の授業を設定。ITパスポート試験の合格あるいはそれに相当する知識、能力の付与を目指している。
(
※大学での活用について、「学校の声」ページにて紹介しています。別ウィンドウで開きます。)
■中部大学(経営情報学部)
経営情報学科では、企業でIT知識を利活用できる人材を育成するため、1年次に「IT入門」(春学期)、「IT基礎」(秋学期)を開講し、IT知識をほとんど知らない者から高等学校で情報系科目を履修してきた者まで幅広い学生に対して「IT学習支援システム」を活用した授業を展開している。IT学習支援システムは「授業用システム」と「受験対策システム」で構成し、授業用システムは、習熟度別学習支援、在宅学習支援、調べ学習機能、Web学習ノート&学習者辞書などの学習支援機能が備わっている。受験対策システムは、ITパスポート試験の取得を支援するもので、学生が習熟度別学習により受験可能習熟度に達すると2回の模擬試験(総合及び分野別評価付き)を受験できる仕組みになっている。このように経営情報学科では、授業からITパスポート試験の合格までを効果的に支援している。
■帝京大学(理工学部ヒューマン情報システム学科)
ヒューマン情報システム学科では、IT業界で活躍する上で必要となるスキルの習得として基本情報技術者試験の合格を目標にしており、そのためのステップとしてiパスの合格を推奨している。具体的には、学科内の全学生向けにオンライン化した過去問題集を提供し、いつでもどこでも学習可能な環境を提供しているほか、iパスの「シラバス」に準拠した試験対策授業を開講し4つの方策(※)にて合格に必要となる知識の短期習得を目指している。なお、iパスに合格している学生には単位認定制度も提供している。 ※①過去問題演習、②過去問題演習結果を踏まえたインタラクティブなブレンディットラーニング(授業とeラーニングの総合的な学習)、③解説コンテンツ作成演習、④解説コンテンツを活用した相互学習
■東京医療保健大学(医療保健学部・医療情報学科)
医療情報学科では、医療分野において医療と情報の知識と技術を兼ね備えたスペシャリストの養成を行っている。特に、情報技術分野の学習到達度を確認し、キャリア形成を支援するために、ITパスポート試験を推奨している。正規科目としてIT技術入門(1年後期・2単位)を設置し、模擬問題の実施と解説によってバックアップを行うほか、履修期間中にITパスポート試験に合格した場合には単位認定を行っている。情報系科目のカリキュラムにおいても、1、2年生でITパスポート試験、2、3年生で基本情報技術者試験の受験・合格が可能なように、情報系関連科目を配置し、段階的かつ系統的な学習を提供している。大学4年間で医療と情報の両方を学ぶことは大変だが、ITパスポート試験を一つのマイルストーンとして学生の学習意欲の向上を図っている。
■東京情報大学
ITパスポート試験水準の知識は、本学の学生として最低限必要な知識と位置付け、在学中の全員合格を目指している。初回受験料を大学で負担するとともに、大学ホームページのキャリア支援コーナーでは、ITパスポート試験専用のページを設け、試験の概要やメリット、教授陣からの応援メッセージ等を掲載し、学生に対しITパスポート試験の必要性・重要性を周知。「ITパスポート」、「基本情報技術者」、「応用情報技術者」などの資格取得をサポートする試験対策スコーラでは、毎週の勉強会や夏期休業中の集中講座を開催。
■東京女子大学
人間科学科コミュニケーション専攻では、社会の情報化の進展に主体的に対応するITの基本スキルを学生が習得できるように、ITを体系的に学ぶことができる「ITパスポート試験」を専攻の授業(「情報システム1」、「情報システム2」)で推奨している。学習方法の特徴として、ITパスポート試験対策だけの授業ではなく、情報システムを学ぶカリキュラムの一つとして、独学できるところは宿題にして、ITパスポートのカリキュラムだけでは十分に理解することが難しいデータベースやネットワークなどの分野については、実習も交えたより深い範囲を教えることで、現代社会の情報システムやIT化に主体的に対応できるスキルを習得させるようにしている。授業の成績評価の特徴として、ITパスポート試験の受験結果(スコア)を活用するといった方法も導入し、学生が積極的に学びやすい環境を整えている。
■東京薬科大学(生命科学部)
生命科学部では、必修科目の「情報科学Ⅰ」と「情報科学Ⅱ」、選択科目の「プログラミング基礎」と「バイオ情報科学」の合計4つの情報系科目を開講している。「バイオ情報科学」の授業では、バイオ関係の情報系資格のほか、情報処理技術者試験のITパスポート、基本情報処理技術者の取得を奨励している。情報系資格の取得は、就職活動におけるエントリシートの準備や面接等の場面において、バイオと情報の両方のスキルを兼ね備えた人材であることを示すことに役立っている。
■東北工業大学(知能エレクトロニクス学科)
知能エレクトロニクス学科では、1,2年次に情報処理に関する内容(基礎・コンピュータ群)を学習させており、情報処理技術者試験は、情報技術に関する基礎知識の保持が「客観的に証明できる国家試験」であると位置付けている。試験対策の特別講義なども開講し、試験の合格を強く推奨している。学科では、ITパスポート試験の取得を「最初の目標」とし、さらに上位を目指す学生のために「基本情報技術試験(FE)午前免除制度の認定講座」を開設し、所定科目を履修すればFEが一部免除で受験できるよう学生をサポートしている。なお、合格者には特別に単位認定する制度も設けて、資格取得を強く推進している。
■東北福祉大学
(情報福祉マネジメント学科)
情報福祉マネジメント学科では、情報デザイン(設計)力とその活用力、人間社会の課題を見つめる目、そしてマネジメント能力を兼ね備えた人材育成を掲げている。その中で、情報デザイン・活用力を身に付けたことを証明するためにITパスポート及び基本情報技術者資格の取得を推奨している。基本情報技術者資格の取得対策では、大学として、情報処理論Ⅰ・Ⅱや情報処理資格対策Ⅰなどの学科での講義を基に、基本情報技術者試験の午前免除制度を活用し、より学生が午後試験に注力できる環境を作り、資格取得に向けた支援をしている。
( 医療経営管理学科)
医療経営管理学科では、より良い医療を目指し、医療福祉を支える専門的な医療事務職のスペシャリストを育てることを掲げている。医療機関においては、医療情報の電子カルテやオーダリングシステムなどのHIS(Hospital Information System)の普及が進み、医療事務職のIT活用能力の証明として、民間資格ではなく「国家資格」が必要であると考え、その一つとして「ITパスポート試験」を位置付けている。そのため、在学中にITパスポート試験の合格を推奨し、これを目標に、毎週の講義の中で試験対策を行い、学生の資格取得を支援している。
■東洋大学(総合情報学部) 総合情報学部では、入学学生全員に情報スキルを徹底して身につけさせ、その後に情報科学系、環境情報系、心理情報系、メディア文化系、それぞれの専門科目群の専門知識とスキルを上乗せして統合し、様々な領域で「情報の創り手・使い手」として活躍できる能力を授けることを教育方針としている。この情報スキル教育を徹底するために、1年次のプラクティス(基礎演習)においてITパスポート試験100%合格、基本情報技術者試験30%合格の数値目標を掲げ、そのためのプログラム実施に取り組んでいる。
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※大学での活用について、「学校の声」ページにて紹介しています。別ウィンドウで開きます。)
■常葉大学(経営学部)
経営学部(浜松キャンパス)ではキャリア支援の一つとして、有志教員による資格取得のための課外講座を実施している。「ITパスポート試験」をはじめとする情報処理技術者試験は、学部が重視する経営・情報・会計・経済の4つの分野のうち、情報分野の中核的な資格試験に位置づけている。このことから、多くの情報系教員による協力体制の下、ITパスポート試験対策講座を開講し、多くの学生が取得できるよう支援している。今後、情報社会の発展と同時にその重要性が増している情報セキュリティ分野にも力を入れたいと考えており、「情報セキュリティマネジメント試験」への対応も検討していく。
■獨協大学 (経済学部)
経済学部では、IT化されたビジネス社会で活躍できる情報技術を備えた人材を育てるためのカリキュラムを展開している。特にIT基礎力の定着は情報コースにおいて最重要であることから、学習成果の確認としても、自己スキルを証明するためにも、唯一の情報系国家試験である「iパス(ITパスポート試験)」の受験を1年時より推奨している。iパスを取得した学生には、科目「コンピュータ入門」にて4単位を認定している 。
( エクステンションセンター)
エクステンションセンターでは、資格取得および公務員試験を目指す学生を対象にした「キャリア・ディベロップメント講座」(課外講座)の一環として、「情報処理講座ITパスポートコース」を開講している。iパスはビジネス社会において自己のIT力を証明することができる、いわば「職業上のパスポート」と考えていることから、就職活動が始まるまでにiパスに合格することを目標に、講座受講を推奨している。毎年4月には、資格取得のための「全講座ガイダンス」ならびにブース形式の「資格取得相談会」を開催し、資格や講座についての様々な相談に対応している。なお、試験は講座受講生が安心して受験できるように、同一会場で受験できるように取りはからっている。また、受験成績等はバウチャーのサービス機能で把握している 。
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※大学での活用について、合格者のコメントと合わせて「学校の声」ページにて紹介しています。別ウィンドウで開きます。)
■長岡大学
長岡大学では、企業等の実務においてIT基礎知識が不可欠であると認識し、会計や販売等の知識と情報活用能力を両立した職業人の育成を目標に、ITパスポート試験(iパス)を「学びの証明」として推奨している。資格が求めるレベルの知識を授業で教え込む「資格対応型専門教育プログラム」を導入し、その中で専門知識を身に付けさせ、合格という成功体験を力に一歩上に進む教育を行っている(iパス合格者には受験料相当額を給付し、学修を奨励している)。iパスは、情報ビジネスコースの学修目標の一つに設定され、iパスを意識した6科目の授業が行われている(iパス合格者は、6単位を上限として指定科目の単位認定を受けることができる)。また、正課授業以外にも、資格取得支援センターにおいて、学生主体のiパス勉強会や教員による直前対策講座等を企画し、きめ細かく学修のバックアップ体制を整えている。
■長野大学
キャリアサポートセンターでは、社会全体の情報化が進む中、情報処理技術や情報セキュリティ等といった知識を活用する力がこれまで以上に重要なスキルであると位置付け、学生を企業が必要とする人材へと成長させ、また、希望する職業に就く力を獲得するために「情報処理技術者試験特別コース」を設置している。本コースでは、正課科目に加え、試験対策講座(課外)と特別コースゼミナール(担当教員による個別指導)によってバックアップを行い、企業の評価が高い「ITパスポート試験」の取得を1、2年次に目指しているほか、「基本情報技術者試験」の取得についても、卒業までの合格を目指している。
■名古屋文理大学(情報メディア学科)
情報メディア学科では、2011年度から新入生全員にiPadの無償配布を開始し、現在では学科生全員が授業で活用している。また、独自に「Webclass」というeラーニングシステムを導入し、全館無線LAN対応された環境から、いつでも、どこからでもさまざまな学習コンテンツを利用できるようにしている(Webclassにはiパス及び基本情報技術者の学習コンテンツを登録)。特にiパスについては、情報化社会において最低限求められる知識(情報と経営の基礎)を総合的に学ぶことができることから、低学年次での合格を目標としている。なお、iパス合格者は「ICT基礎」、基本情報技術者合格者は「基本情報技術」の科目において単位認定を行っている。
■新潟医療福祉大学(医療経営管理学部)
医療経営管理学部では、情報(IT)と医療に関する専門科目を融合した独自のカリキュラムを策定し、「医療IT」に精通した医療事務職を育成している。医療事務では、受付窓口として診療報酬計算システムを、診療情報管理士として電子カルテを、医療情報技師として医療情報システムを利活用しなければならない。また、医師・看護師の負担軽減を目的に、医療事務職の役割は増しており、電子カルテの代行入力等を行う「ドクターズクラーク(医師事務作業補助者)」としての業務も急速に広がってきている。いずれの業務でも、ITとは切り離せないものと認識し、ITパスポート試験(iパス)の取得を推奨している。iパス取得に向けては、1~2年次の講義で教育を行ったり、集中対策講座(講義・過去問演習)を開講したりと、学生を強く支援している。近年、電子カルテを導入する病院や医療機関がますます増えている中で、iパスはITスキルの証明となる「国家試験」として医療系資格に加えることで、就職に向けても大きな強みとなっている。
■新潟経営大学
新潟経営大学では、ITと経営学を融合して、情報化時代に即した「経営戦略」「マーケティング」「会計」等に活用できる知識と技能を有し、企業全体を捉えて経営を展開する「確かな経営感覚を持った人材」の育成を目指している。ITパスポート試験(iパス)は、IT系の知識だけでなく、ITと切り離せない現代のビジネス・経営全般の基礎知識として「必須な資格」と認識。ストラテジ、マネジメント、テクノロジの各分野に単位科目を設定してiパスに則した授業を行っている。さらに学習センターでは、iパス取得対策としてDVD講座を開講している。試験がCBTとなったことで、学生1人1人の受験日や学習の進捗度が大きく異なることになったが、DVD講座と分野別の実力テスト等、学生の習熟度合を管理する「学習フロー進捗表」によって見事にこれを解決している。また、学習センターには、スタッフ(iパス合格者)を常駐させて学生からの質問に対応し、万全の体制を整えている。 なお、奨励制度として、入学前にiパスを取得することで入学金相当額の給付が受けられる特待生制度、4年間の在学中に6万円までの受験料を大学が負担する補助制度、単位認定制度などを用意して、意欲ある学生を強くサポートしている。
■日本女子大学(全学部対象)
日本女子大学では、教養科目として情報処理や情報リテラシーに関する科目を設けており、各キャンパスには最新のパソコン環境を備えたメディアセンターを設置して学生を支援している。また、理学部数物科学科には情報コースも設置しており、情報の専門分野を深く学ぶことができる。このような充実した情報教育環境の中で、本学では全学的にきめ細やかなキャリアサポートに取り組んでおり、その中でもITスキルは学生が現代のIT社会で活躍するために必要なスキルと位置付けている。「ITパスポート試験」と「基本情報技術者試験」を取得することは、ITの基本的な知識を有していることの証明となり、就職活動においても自己PRで活用できることから、学生への資格取得を推奨している。そのための具体的な施策として、本学のWeb学習システム上に「ITパスポート試験」と「基本情報技術者試験」の試験対策用e-learningコンテンツを用意し、学生がいつでもどこでも自学自習できる環境を提供し、積極的な学習を支援している。
■日本大学(商学部)
ITパスポート試験は、経営全般と情報技術の基礎知識が同時に学べることから、IT業界はもちろん金融業界等あらゆる業界への就職に有利なものと位置付け、試験合格を支援するためのITパスポート講座を開講。商学部の学生にとっては、ITパスポート試験のストラテジ系分野と、商業、会計、経営など授業で学んだ知識が重複するため、受験しやすいと評価。また、資格の勉強と授業のコラボレーションによる学力アップの相乗効果も期待。試験合格者に対しては奨励金が給付され、学生のモチベーション向上にも繋がっている。
■日本薬科大学(医療ビジネス薬科学科)
医療ビジネス薬科学科では、将来の就職活動および大学生活における情報モラル向上のため、 1年次必修科目として「ITパスポート試験」の出題範囲を学習する「情報リテラシー(前期2単位)」、「コンピュータスキル(後期2単位)」を開講している。「ITパスポート試験」の受験は必須ではないが、受講生に行ったアンケートでは70%の学生が受験を希望している。授業では、学習項目ごとに「ITパスポート試験」の過去問題を中心とした小テストを実施し、学生の理解度をチェックしながら「ITパスポート試験」に合格できる知識を習得することを目標としている。なお、「ITパスポート試験」または「基本情報技術者試験」の合格者は単位認定も行っている。
■姫路獨協大学(人間社会学群) 姫路獨協大学人間社会学群では、言語文化、法律学、経営学および情報学等の多様な学問分野に関する授業を提供している。常に時代の流れを反映させた良問を出題するITパスポート試験は、これら専門科目に対する興味関心を高める動機を与えると共に、基礎的な知識の修得に直接繋がるものと考えている。このような考え方のもと、学群では、以前より「産業経営学特殊講義(情報資格)」や「基礎演習」等の授業においてITパスポート試験も含めた情報処理技術者試験対策を行っている。
さらに全学の入試区分である「HDUチャレンジ入試」では、ITパスポート試験合格者が当該入試に合格した場合、初年度の授業料減額等を行っている。なお、積極的に知識・技能を修得しようとする強い意欲を持った学生を育成するために、当該入試合格者に対しては入学後の資格取得状況に応じて更なる経済的支援を継続している。資格試験への挑戦を通して、自信をつけると共に学習習慣の重要性を認識してほしいと考えている。
■広島修道大学
商学部、経済科学部を中心に、ITパスポート試験の受験を推奨している。
(経済科学部経済情報学科)
ITパスポート試験、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験などについて、学科の在学生(同大学院生を含む)を対象とした情報処理技術者試験に関する説明会の実施、教材提供や相談対応などの受験支援、受験料の補助などを行っている。また一部の関連科目やゼミでは、過去問題を用いて情報科学分野の基礎知識を学習している。
■広島文化学園大学
広島文化学園大学は「究理実践」の精神の下、実社会に貢献できる実務的な資格や技術の習得とキャリア成熟を目標に教育を実践している。グローバルビジネス学科では、グローバル社会で活躍できる人材を育てるため、語学力、IT、経済、経営、会計、ビジネスなどの専門的知識・技能を見につける授業を実践すると共に学習の成果の証明の一つとして、ITパスポート試験の受験を推奨している。ITパスポート試験の問題はビジネスの事例としてよくできているため、ただ問題を解くのではなく、問題から実際の仕事をイメージさせ、仕事の進め方を考えさせている。この取り組みによって、学生にビジネスの世界を理解させると共に、卒業後の活躍につなげている。直前対策講座でも、合格そのものよりも複数の分野を結びつけ考えることを重視するため、毎年、学生は強いモチベーションをもって受験している。
■福井県立大学
一般教育科目において、2年生から4年生を対象とする選択科目として、ITパスポートの取得に必要な知識の習得を目標とする「情報特論」を開講している。情報科学を中心とした技術系をはじめ、経営の基礎事項である経営戦略、経営管理と幅広い知識を網羅できる内容となっている。さらに、本学後援会のキャリアアップ事業として、受験料の一部補助を行っている。
■福岡工業大学(エクステンションセンター)
エクステンションセンターでは、「ITパスポート試験」の合格に向けた取り組みとして、放課後に在学生を対象とした対策講座を開講している。講座では毎回課題があり、それを解くことによって自分の弱点を把握できるシステムが確立されているため、学習に積極的に取り組める環境になっている。その成果もあり毎回高い合格率を上げている。受験料の支払いについては、バウチャーチケットを一括購入し学生に配布している。バウチャーチケットを利用することで成績管理が容易になったほか、学生の苦手分野の分析にも役立っている。ITパスポート試験は、エクステンションセンターの対策講座以外でも受験が推奨されている。複数の学科の正規科目において基本情報技術者試験の合格を目指す授業が行われているが、その前段階の試験として、また学生の自信につなげるためにもITパスポート試験の受験を推奨している。そのため、本学ではここ数年ITパスポート試験の応募者が増加している。
■福岡女学院大学
福岡女学院大学では、就学に必要な情報活用能力の基礎を形成するため、「情報リテラシー」を基盤教育科目として開講している。さらに人文学部メディアコミュニケーション学科では、ITパスポート試験合格を推奨しており、2014年度からITパスポート試験合格を支援する3科目を、内容の3分野(ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系)に沿って設置し、学科学年を超えて履修することを可能としている。
また、大学全体では、基礎的なパソコン操作から、①IT(情報技術)を積極的に業務に活用して改善できる,②課題や問題に対しITを有効に活用できる,③ITを法令に基づき安全に活用できる,といったITスキルや知識の向上を目指し、時代のニーズに応えられる学生の育成に努めている。
■文教大学(情報学部 経営情報学科)
経営情報学科では、社会人になる上で必要な情報技術を幅広く学ぶことができるITパスポート試験(国家試験)を活用した授業を展開している(1年次又は2年次の選択必修4単位)。ITパスポート試験の合格は学習成果の確認になるだけではなく、さらなるステップアップのための学習意欲の向上や自己スキルの証明になることから、就職活動が始まる3年次までに、多くの学生の合格を目標にしている。
■文京学院大学
ITパスポート試験は、職種・業種に関係なく、職業人として要求される企業活動、法務、経営戦略、情報セキュリティや情報リテラシ等に関する幅広い分野を網羅的にカバーしており、またそれらがコンパクトにまとまっていることから、文京学院大学では一つの教育ツールとして評価している。経営学部、外国語学部、人間学部の3学部において「ITパスポート試験」に準拠した科目を複数設置し、学生に受講を推奨している。
(経営学部)
経営学部では、ITに関する総合的な知識を理解し、それらをビジネスに活用する能力を身に付けるため、選択科目「コンピュータ検定(ITパスポート)」を前期・後期各2クラスを開講(各2単位)している。講義で分からなかったことは教員のホームページで質問を受け付け、メールで回答するといったフォローも行っており、合格した学生には良い評価を与えている。また、同科目中で実施するITパスポートの模擬試験では、詳細な試験結果レポートを学生にフィードバックしており、その後の学習活動や履修計画、キャリアプランニングの判断材料として活用させている。また、ITパスポート試験を含む社会生活で有用と判断される各種資格を取得した学生には、受験料を補助する奨励金制度を導入するなど、学生の積極的な取り組みを強力に支援している。
( 外国語学部)
外国語学部では、主に1年次を対象に、文系学生が苦手とするITパスポート試験のテクノロジ系に焦点を当てた必須科目「情報処理概論a」・「情報処理概論b」を前期・後期各5クラスを開講(各2単位)している。
(人間学部)
人間学部では、ITパスポート試験の出題範囲を意識した2つの科目を設定し、「情報処理概論」では1年次を対象にテクノロジ系(IT技術)に相当する講義を、「情報システム総論」では2年次以上を対象にストラテジ系(経営全般)及びマネジメント系(IT管理)に相当する講義を行っている。どのような分野に進もうとも、このような知識は必要とされるものと考えている。
■法政大学
経済学部「科目:現代社会と情報A」では、ITパスポート試験シラバスの中から「企業と法務」、「経営戦略」、「ビジネスインダストリ」、「セキュリティ」を参照した授業を構成している。IT技術の活用が必須な情報化社会において、社会人に必要な経営全般の知識、情報セキュリティ・情報モラル・企業コンプライアンスといった経済活動の基礎となる部分を幅広く理解させる授業を行っている。
■放送大学
放送大学情報コースは、情報社会の中で生活する者にとって欠くことのできない、情報のあり方、情報技術に関する概念と知識の習得を目的として、2013年度に設置。当コースでは、「ソフトウェア」「情報数理」「マルチメディア」「ヒューマン」「情報基盤」という5つの領域を用意し、単に情報処理の技術を学ぶだけではなく、情報という視点から様々な問題を解決する術を身につけることを目指している。これらの学習成果の確認の一環として、学生に対しiパスの受験を推奨している。情報コースのホームページに「放送大学情報コースでIPA ITパスポートの合格を目指そう」のページを設け、豊富に用意された授業の中からiパスと対応する授業を効率良く選択できるよう、独自の「カバー領域発見ツール」を作成、提供し、積極的に学生のiパス合格に向けてのサポートを行っている。
■北海道科学大学(未来デザイン学部 メディアデザイン学科)
メディアデザイン学科では、ディジタルコンテンツ制作について「創造するためのデザイン系科目」、「制作するためのソフトウェア系科目」、「人に伝えるためのコミュニケーション系科目」の3つを柱にすえて、カリキュラムを組んでいる。ITパスポート試験(ⅰパス)は、コンテンツ制作を行う技術者としての教養、基礎力養成につながる情報技術等に対する幅広い知識を有することを証明するための試験として、最低限、学生のうちに取得し、職業人を目指してほしいと考えている。また、近年のIT環境の急速な変化に対して陳腐化してしまう技術も多い中、「ⅰパスは時代の流れに依存しない基礎的な学習領域と最新動向がバランス良く学習できる」として推奨している。具体的には、1年次からの必修科目である「メディアデザイン演習」の中でⅰパスに合格することを達成目標とし、ⅰパス取得対策用の講義と演習を行い、小テストによって知識力・応用力を確認しながら講義を進めて学生をバックアップしている。
■北海道情報大学
(経営情報学部先端経営学科)
先端経営学科では、単なる経営学やマーケティングの枠を超えて、ITと経営の融合、イノベーションといった先端経営を提案できる人材を育成している。ITパスポート試験(iパス)のストラテジ系(経営戦略、会計、法務等)は経営学系専門科目に関する基礎的素養を身に付けるきっかけとして非常に良く、1年次科目の中でiパスを活用した教育を行っている。具体的には、iパスシラバスを参考に授業計画を立てたり、IT教育も加えてiパス過去問題に取り組んだりと、iパス合格レベルの知識習得を目標としている。また、北海道情報大学のe-Learning基盤である「POLITE(Portfolio Oriented e-Learning for IT Education)」にiパスサイトを開設。学生がPC・iPad(1、2、3年生全員に貸与)・スマホ等で、学外からiパスの問題演習・解説閲覧、試験会場の予約状況・場所の確認ができる環境を整えて、学生に推奨している。
(医療情報学部)
電子カルテやオーダエントリシステムの導入など診療・治療におけるIT化は急速に進んでいる。専門性の高い医学・医療情報の知識の修得に加え、医療情報分野における情報処理技術を身に付けることが医療情報学部の教育目標のひとつであり、教育の中でiパスの資格取得を可能とし、ICTを医療経営に活用できるスキルを身に付けさせている。
(学習支援センター)
大学における出口保証すなわち実質的な能力保証として、公にその能力を認めるものとして各種資格取得を推奨している。その中でも「国家試験」であるiパスや基本情報技術者試験(FE)に受験料補助制度を設けて、iパス・FE取得を奨励している。また、iパス合格対策講座やFE午前免除制度の認定講座も実施し、学生の学習がさらに充実するよう強くバックアップしている。
■武庫川女子大学 情報メディア学科では、ITとビジネスを主軸に据えた教育を展開しています。ITパスポート試験の内容は、学科の学びにおける基礎の部分とも親和性が良く、国家試験ということもあり、初年次教育の一部としてこの試験の合格に向けて学科をあげて取り組んでいます。
本学科では、ITパスポート試験の受験結果を、その学生の実践的な取り組みの結果として成績に大きく反映させるだけでなく、独自に開発したICTベースの教育コンテンツの活用や、合格後の進んだ教育内容の提供により、学生の勉学に対する意欲を高める取り組みをしています。結果的に、学科の過半数の学生がこの試験に合格しており、今後も学科の学びの基礎づくりとしてITパスポート試験を活用していく予定です。
本学科におけるITパスポート試験の高い合格率に関しては、企業の方々からも良い評価をいただいており、就職活動の観点からも学生の勉学に対する動機づけになっています。
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■武蔵大学(キャリア支援センター)
キャリア支援センターでは、社会においてグローバル化、ITの高度化がますます加速している中で、英語力と並んで“IT力”を社会で働くための最低限備えておくべき“基礎的能力”と位置づけ、ITの基礎を体系的に幅広く学ぶことができる国家試験「ITパスポート試験(iパス)」の取得を推奨している。これはIT化が進んだ現代社会では、IT力は企業が学生に求めている“力”であり、学生は自己のIT力を証明できなければ就職活動を勝ち抜けないと判断したためである。そこで、キャリア支援センターではiパスの取得を強力にサポートする支援策として、「武蔵キャリアアップセミナー(課外講座)」に、1年生~4年生までの全学生を対象とした「iパス取得講座」を導入した(2014年度から)。受講料負担を最小限に抑え、学生が受講しやすいよう配慮するとともに、取得した学生には受験料相当額をキャッシュバックする制度を導入するなど、大学が全面的にバックアップ。できるだけ多くの学生が受講し、見事iパス合格を勝ち取り、何よりも武器となるITスキルを学生時代に確実に手に入れることを願っている。
■明治大学(和泉キャンパス)
和泉メディア支援事務室では、学生の情報リテラシーの向上を目的として、2011年度から夏期集中型の「ITパスポート対策講座」、不定期の「ITパスポート計算問題講座」を開催し資格取得をサポートしている。主に文系の受講生のために、テクノロジ分野については実物を手に取って確認できるような講義も行うなど、受講生がイメージしやすいよう工夫している。独学では得ることのできなかった知識・考え方を習得するだけでなく、文系学生でも情報処理分野の資格取得を身近に感じることができると、学生から好評である。
■明治学院大学(全学部対象)
明治学院大学は、文学部、経済学部、社会学部、法学部、国際学部、心理学部から構成される文系の大学であるが、法学部消費情報環境法学科は、学科生全員にノートパソコンの携帯を義務付け、先端分野の実践的な法律を、コンピュータ技術を活用して学ぶことを教育方針としており、情報の教員免許も取得できる学科となっている。
当学科が中心となって、ITパスポート試験を情報分野で最も権威ある国家試験の一つでありながら、文系の学生でも十分合格できるレベルの試験と位置付け、全学部対象の共通科目である「情報科学」の中で、ITパスポート試験合格を目指した講義を開設。年間約150名の学生が受講している。講義では、ITパスポート試験の出題範囲に含まれる、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系分野の主要な知識全般について、春学期の「情報科学3」及び秋学期の「情報科学4」で一通り学習する(各2単位)。大学内のe-Learningシステムを活用して、毎回の講義内容に対応したITパスポート試験の例題をオンラインテストとして出題し、解答する方式も導入している。
さらに、当大学の国家試験対策室の課外講座として、「ITパスポート試験対策講座」を春休み期間中に開設し、ITパスポート試験合格者の増加を目指している。
■山梨学院大学情報系に限らない就職キャリア支援の一環として「ITパスポート試験」の受験を推奨している。全学部の学生を対象とした無料の課外対策講座を、前学期と後学期に週1回、夏期休業期間と春期休業期間には数日で行う集中講座を毎年開講している。特にIT系企業への就職が多い、経営情報学部・現代ビジネス学部においては、専門科目「資格情報技術」を開講し、ITパスポート試験のシラバスを活用したカリキュラムを編成している。同科目では、ITパスポート試験合格履修者には単位認定を実施しており、より積極的な受験支援を展開している。また、山梨学院大学 就職・キャリアセンターでは、各種資格取得者に図書カードを進呈し、資格取得を奨励しており、ITパスポート試験もこの制度の対象となっている。
(※iパスと合わせて情報セキュリティマネジメント試験も活用しています。
詳細はこちら。別ウィンドウで開きます。)
■和光大学
経済経営学部経営学科の専門科目として「ITパスポート試験」のシラバスに準拠した講義を開講(前・後期各2単位)。「ITパスポート試験」と「基本情報技術者試験」の合格を目指し、情報システムや企業経営の情報化について学習。前期は経営管理や品質管理、企業法務等のストラテジ系とマネジメント系分野を、後期は情報処理全般に関するテクノロジ系分野を学ぶ。講義だけでなく、具体的な試験問題を解く演習を通じて、職業人として共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識と、高度IT人材となるために必要な実践的知識の双方を修得する講義である。