ITパスポート試験

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iパスとは

学校の声

文系学部にも取り組みやすいiパス

和田
獨協大学では、文系大学としてはいち早く、1968年から電子計算システムを導入しています。1969年には電子計算室を開設、さらに1970年にはプログラミング相談室を設置するなど、情報系に力を入れてきました。また、授業とは別に、学生向けの情報処理講座を、長く実施してきた実績もあります。現在では、学生とOBを対象にした、資格取得のためのキャリア・ディベロップメント講座を開講しています。その中の「ITパスポートコース」は、3か月強の集中カリキュラムで、iパス合格に向けた講座です。これは、外部講師に講義していただくもので、毎年20名前後の学生が受講しています。



堀江
私が教えている経済学部の学生にとって、コンピュータやプログラミングは敷居が高く感じられるものです。しかし、iパスを学ぶと、ストラテジやマネジメントの領域に関しては理解が早いです。iパスの学習の半分程度が学部で学んだ内容のため、吸収しやすいのです。そういう意味では、iパスは文系学部にも取り組みやすい試験といえるでしょう。理系イメージが強いiパスですが、文系学部の学生が情報系のゼミへ進む場合、iパスに合格しておくと、学部での学習理解が深まると思います。

大学の講義の延長でもあり、社会にもつながるiパス

和田
獨協大学の「ITパスポートコース」受講者は、高い合格率を誇っています。これは、外部講師、学科の先生、エクステンションセンターの担当が連携し、うまくバックアップできている証です。学部の授業が優先であることや、iパスの合格が最終目標ではないことは学生に伝えながらも、自分の武器としてiパスを学ぶように指導しています。

花岡
私は入学したときに、キャリア・ディベロップメント講座の紹介冊子を手に取り、iパスを受けようと決めました。これは、在学中に何か資格を取りたいという考えと、iパスのテクノロジ分野に興味があったため、「ITパスポートコース」を1年次に受講しました。勉強は講座が中心で、先生に用意していただいた過去問も解いていました。講座自体が、iパスに向けて組まれているので、短期間で集中的に勉強でき、1年生のうちに合格することができました。iパスを学んだことで、もともと興味があったテクノロジ分野に触れられて良かったと感じています。iパスの勉強を始めると、知らない用語が多くて戸惑うこともあります。しかし、しっかり演習をこなせば必ず合格できるはずです。


堀江
データベースなどの講義の中で、「この部分はiパスに出題されそう」という話をすることがあります。大学でただ学んでいるのではなく、身近なところにiパスがあることを伝えているつもりです。iパスが特別なものではなく、大学の講義の延長でもあり、社会にもつながる試験です。iパスは難解すぎることもなく、最低限知っているべき内容が多いため、実際、講義の中でiパスの過去問を使っています。何かが必要になったときに学ぼうと思っても、時間がなくてできない場合や、勉強法が分からない場合もあるでしょう。そのため、時間のある大学生の間にiパスの専門講座などで学ぶことは、卒業後の未来を考えても非常に有益です。また、ITの基礎を身につけた後は、基本情報処理技術者試験にどんどんチャレンジしてほしいとも思います。

※掲載内容は2018年7月取材時のものです。

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