ITパスポート試験の位置づけ
当社では、IT企業としてITに関する基礎知識は全職種に必要と判断し、IT企業に従事するためのまさに「パスポート」と位置づけ、全社的にITパスポート試験(iパス)を推奨しています。
また新入社員の採用時においても、iパス合格者については、ITに関する基礎知識を持ち合わせているとの観点でプラス評価としています。
iパス合格に向けた支援策
合格支援策としては、社員に対して試験対策講座や通信教育講座の提供等を実施するとともに、iパスを資格取得奨励制度の対象とし、合格者に対する受験料の会社負担や報奨金支給を実施しています。
採用予定の社員に対しても、内定期間中に試験対策講座を実施するなど、入社前の段階で試験に合格することを推奨しています。
iパス合格推奨による効果
iパス合格に向けた当社の取り組みにより、様々な効果も出てきていると考えております。具体的には、お客様により具体的でわかりやすい製品/サービスの説明ができるようになったという声を聞いております。
以前より実施しているIT系の社内研修では、土台となるITそのものの基礎説明もしながら、製品/サービスの説明をしていました。そのためIT基礎知識の説明に時間がとられ、本来の目的の製品/サービスの時間が充分にとれていませんでした。しかし、iパス合格を推奨することにより、IT基礎知識の説明時間を短縮し、製品/サービスの説明時間を大幅に割けるようになりました。その結果として、社員の知識向上により、お客様にわかりやすい説明ができるようになったと考えております。
新入社員教育の面でも、内定期間中にiパスの合格を推奨することで、ITの知識はもとより、企業経営全般に関する基礎知識の確認ができています。
こうしたiパスの特徴は、当社が大切にしているお客様でもある中小企業を含めた、「ITを利用する側」にも効果があると考えております。具体的には、ITに関する知識への理解が高まりますほか、提案された製品/サービスの理解をより一層深めることになり、ベンダーとの認識が共有でき、よりよい信頼関係の構築とITシステムの活用が可能になるものと考えています。
今後に向けて
当社ではすでに多くの社員がiパス試験に合格しておりますが、今後は更なる上位資格も視野に入れて、資格保有率の向上を目指したいと思っております。