ITパスポート試験

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iパスとは

合格者の声

実務につながる学びでiパス合格。
現場や商談に好循環が生まれた

「腕試し」で受験。通勤時間と週末の積み重ねで合格を手に

日向
 私は法人向けの電力販売やソリューション営業を担当しています。今の部署には2025年7月に異動してきました。
 iパスに合格したのは、それまで勤務していた山梨県内の事業所時代です。当時は組織の総括的な業務に携わると同時に、OA担当として職場端末におけるソフトウェアのインストールやアップデート、設定確認なども手掛けていました。ITに馴染みがあったため、公的な資格などで自分の力を測ってみたいと考えていた矢先、社内でiパスが推奨されているのを知り、受験を決めました。2024年8月のことでした。
 勉強にあたっては会社から案内されたオンライン学習サービスの動画研修を軸に参考書を併用し、バスでの通勤中はヒアリングで要点をつかみ、週末はテキストと動画で理解を深めるという流れをつくりました。最初は3分しか勉強できない日もあるほど小さな積み重ねでしたが、2カ月目には土日に3~4時間も集中できるほど学習ペースがアップ。地道な努力が実り、2024年12月に合格を果たしました。

お客様のニーズを深く読み取り、より踏み込んだ商談が可能に

日向
 学習を通じて、ITの基礎に加えストラテジやマネジメント、会計といった領域まで幅広い知識を得ることができました。その結果、OA管理に関する社内通達の専門用語を正確に読み解けるようになり、職場に展開する際も本質を突いた指示ができるようになりました。私の理解が甘いとメンバー20名への指示も甘くなりがちですが、それが解消されたことによりメンバーのOA管理に関する理解度も向上したと感じます。
 また、お客様との折衝においてもニーズを深く読み取り、より踏み込んだ商談が可能になりました。「アジャイル」や「ウォーターフォールモデル」といった専門的な用語が飛び交う場面でも臆せず議論に参加できるようになり、深掘りできる幅を広げることができました。
 さらに、現在の職場に異動した後も、iパスという共通言語があることでメンバーの業務をスムーズに理解することができています。自己流だったマネジメントも体系化されましたし、自信と学習習慣が得られたことで、以前から勉強しようと思っていた英語学習にも弾みがつきました。
 勉強のコツは、完璧を求めすぎないこと。各分野を6~7割程度押さえて、まずは全体像をつかんでから得意・苦手を見極めて配分を調整すると効率が上がると思います。ITが縁遠いと感じる方ほど、基本を幅広く学べるiパスは業務の入口を広げる助けになるはずです。特に40~50代ではITへの関心にばらつきがあり、「新しいシステムに触るのも嫌」という声も耳にしますが、ITの基礎知識の習得は確実な投資になります。関心のある方は早めに挑戦するとよいのではないでしょうか。

試験勉強は「スマホでインプット、アプリでアウトプット」を実践

田邊
 日向さんのもとで、業務改善支援や営業支援システムの改修要件の取りまとめのほか、開発中の法人向けアプリのテスト、IT予算の報告、チームのOA管理、システム監査報告など、さまざまな業務に取り組んでいます。
 今の部署は4年目となりますが、前職の一般管理部門のときからIT部門とやりとりすることがあり、IT知識の不足を感じていました。この部署に来てからはIT部門やベンダーとさらに突っ込んだ議論を交わすことになり、基礎知識の重要性を痛感しました。社内掲示板でiパス受験支援の案内を見て、2024年11月中旬に受験を決めました。
 語学学習と並行していたので、勉強時間は通勤や昼休みの10~20分をフル活用しました。スマートフォンで講義動画を視聴し、アプリで過去問を解くというインプットとアウトプットを繰り返し実践しました。たまたま社内システム開発マニュアルが試験範囲と重なったため、マニュアルも“教科書”になりましたし、iパスが実務とつながっていることも実感できました。
 2024年11月中旬に受験を決め、約1カ月半後の12月下旬に受験、という短期決戦でしたが、システム開発の流れや用語の理解が大きく進んだと感じています。iパスの勉強を通じて学んだ会計・法務・マーケティングの基礎知識も実務に役立っていますし、生成AIなどの最新動向を体系的に押さえられたことも学習効果のひとつです。

的確な言語化によってプロジェクト全体を好循環に導く

田邊
 今ではシステム改修やアプリ開発の現場で、開発側の工程とタイムラインを踏まえた具体的な要望を示せるようになりました。開発側の状況や業務プロセスを理解したうえで、ユーザーである自分たちの思いや方針を伝え、着地点を描きながら合意を形にする――そのプロセスにさらに深く関与できるようになったことは大きな収穫です。こちらが的確に言語化できることで開発側も仕事をしやすくなり、プロジェクト全体によい流れが生まれていると感じます。
 iパスはDXの潮流を知るうえでも有効ですし、法務・会計・プロジェクトマネジメントなど業務に必須の前提知識を押さえることもできます。そこで興味が芽生えた分野をさらに探求していくことで、上位資格へのステップにも位置づけられると思います。また、受験の日時や形態を柔軟に選べるため、忙しい社会人や子育て中の方でも挑戦しやすい点も魅力でしょう。私自身、すき間時間を使った学習が成功したことは、今後の学びを進めるうえで確かな土台になりました。
 iパスは、年代を問わず、ITのトレンドを把握する最初の入口。私自身もさらに上位となる情報処理技術者試験への挑戦を視野に入れ、ITの理解をより深めていきたいと思っています。
東京電力エナジーパートナー株式会社
東京電力ホールディングス傘下の子会社であり、東京電力グループの基幹業務を担う。エネルギーに関する「安心」「カーボンニュートラル」「省エネ」「省力化」の顧客提供価値をサービスの中心に据え、小売電気事業、ガス事業などの事業を展開している。従業員数は3,139名(2025年3月31日時点)。2015年設立。

※掲載内容は2025年9月取材時のものです。

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