ITパスポート試験

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iパスとは

学校の声

iパスは高校生の進学に有利に働き、未来の可能性も大きく開く

──長野県長野商業高等学校の商業科でiパスを導入した経緯は?

阿部
2001年頃、当校では情報類型とビジネス類型という2つのコースを設け、これを機に他校との差別化を図るため、国家試験の活用を考えるようになりました。当時、iパスはまだ存在しておらず、発展的な学びとして、その前身の初級システムアドミニストレータ試験や基本情報技術者試験に取り組んでいました。iパスができた今は、情報類型コースの2年次に合格を目指すカリキュラムを週7時間実施し、同コースを選択した全生徒が10月に受験することを目標に掲げています。合格することが目的ではないものの、不合格だった生徒は年度末までに再度チャレンジすることを基本とし、希望があれば補習も行っています。

情報を上手く利用する力を教えられることが面白い

──高校生にiパスを教える魅力は?

阿部
当校では1年次に情報処理の授業を行っているのですが、言葉、用語だけで教えても高校生にはイメージしにくいのが現実です。情報に対しての脅威を常に意識しながら、インターネットやアプリなどのツールを上手く利用し、生活の中に取り入れていく力を生徒たちに身につけてほしいという私自身の思いから、身近でイメージしやすい事例を挙げ、情報分野に置き換えて教えるように工夫しています。私にとっては、それが高校生にiパスを教える面白さであり、魅力ですね。高橋さんのように、コンピュータクラブで勉強して、1年次にiパスに合格した生徒もいます。

高橋
入学後のクラブ紹介で、コンピュータクラブでは、さまざまな資格試験を取得合格できると聞き、卒業後に活かせると考え入部を決めました。クラブの先輩すべてがiパスに合格していたので興味をもち、1年生の時にチャレンジして合格しました。iパス合格後は、さまざまなリスクが身近にあることを実感できるようになりました。パスワードは推測されにくいように同じ文字の配列を避けたり、SNSを利用する時は今まで以上に気を付けるようになったり、また、友人や家族にアドバイスしたりすることもあります。正直、マネジメントやストラテジなどは高校生の自分には難しく、なかなか頭に入りにくかったのですが、基礎知識から反復学習で覚えたり、クラブの先輩たちに教えてもらったりして、何とか理解することができました。これらの分野について勉強したことで、社会人に一歩近づいた知識も身についたと感じています。

生徒たちを脅威から守るだけではなく、夢も広げる国家試験

──iパスの活用を検討している方へ

阿部
iパスに合格していると、推薦で進学できるというメリットがあります。また、合否に関係なく、iパスの勉強をしたことで情報分野に興味を持ち、卒業後にSEになった生徒もいます。一つの例ですが、医療関連施設では専門家を雇うより、ITの基礎知識を備えた看護師など、現場から提案できる人材を採用したいというニーズが高いということを聞きます。iパスを取得して医療業界を目指す事例も実際ありました。iパスはマネジメント分野も網羅しているので、将来何かしらのリーダを目指したいという場合も必ず役に立つはずです。このように、iパスを通して、さまざまな夢が広がっていきます。生徒たちの可能性の扉を大きく開いてあげるためにも、非常に有意義な試験なのではないでしょうか。


※掲載内容は2018年3月取材時のものです。

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